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■2026年4月8日■

ナイデョ―ノフ・モスクワ音楽院教授迎え、春を奏でる室内楽の夕べ
文化交流コンサート~ヘンデルからシューベルトへ
響き合う文化の架け橋~フェイギン夫妻、堀江兄弟心ひとつに

 4月8日、東京・渋谷美竹サロンコンサートでハイレベルな演奏を披露したのは、アレクセイ・ナイデョーノフ(チェロ)、堀江牧生(チェロ)、堀江恵太(ヴァイオリン)そしてドミトリー・フェイギン(チェロ)と新見フェイギン浩子(ピアノ)でした。チェリストが3人も揃いベートーベン曲「3台のチェロのためのトリオ ハ長調Op.87」は楽しみ。ベートーベンが遺した唯一のチェロ協奏曲であり、チェロにとってはかなりの難曲。3台のチェロが均等に対話しながら、メロディーと伴奏の部分を交互に入れ替わりながらの演奏の妙には、聴くことのできた喜びで思わず笑みがこぼれました。特に堀江牧生の明確なシンコペーション、スケルツォの豊かな表現には驚きました。3台のチェロは、3人の演奏家によってあたかも違う楽器のように異なる個性、音色が奏でられていました。ヘンデル曲「2台のチェロとピアノのソナタOp.2-8」は、ヴァイオリンとビオラとピアノのためのトリオ・ソナタですが、チェロのために書かれたと思えるくらいナイデョーノフとフェイギンのチェロの音色がぴったりとはまっていました。ナイデョーノフの技巧と新見フェイギン浩子のピアノの鍵盤の対話、フェイギンの奥深い豊かな音色とピアノとの呼応が鮮やかな印象を残しました。シューベルト曲「ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D898」では、ヴァイオリンの堀江恵太が高度なテクニックに裏打ちされた多彩な音色、特に輝くような一音一音は会場全体がパッと明るくなったようでした。第3楽章のスケルツォ、アレグロではピアノの特徴的なメロディーをヴァイオリン、続いてチェロが呼応して展開しています。そして第4楽章のアレグロヴィヴァーチェ、プレストでは、前の楽章よりも更にスピードアップなのかと思うと、どんな演奏になるかと心配な気持ちも起こりましたが、ヴァイオリンもチェロも難しい技巧を自然な流れのように演奏し、聴衆を惹きつけていました。最高の音楽教育で磨かれた中でも数少ない演奏家たちの素晴らしい音に昂揚し、満足感を味わうと同時に、ロシア人と日本人の音楽的感性が響き合いながら、交流し、架け橋がしっかりと作り上げられようとしていることを感じました。(仙場真理)
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■2016年3月27日■

ロシア文化フェスティバル春の懇談会開く
組織委員、専門家から新しい独創的アイデア提案
小数民族の藝術を!オペレッタ劇場を!人形劇を!

 ロシア文化フェスティバル日本組織委員会&ロシアン・アーツは、3月27日午後1時30分から、市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷・私学会館において、ロシア文化フェスティバル懇談パーティ―を開催しました。会には組織委員会役員やフェスティバル参加芸術家、各専門家の皆様が出席しました。 最初に長塚事務局長が挨拶、20周年の印象的なこととして、2011年の東日本大震災被災者支援コンサートと、歴史上初めてのボリショイ・マリインスキー合同ガラコンサートの実現を述べました。2027年・28年の企画の推進と当面するオープニングコンサート&新星コンサートの追い上げ、マツーエフ&サンクトフィル&モイセーエフバレエの三大企画の成功めざす活動への協力を訴えました。
 会では児島宏子氏が「ロシア文化芸術を深く広く普及していくことの重要性」をのべ、木曽真奈美氏が「ロシアの文化芸術は世界一。文化芸術こそ世界平和のシンボルだ」と強調されました。谷本潤氏は「専門分科会を開き深める必要」をのべ、鴨川和子氏は「シベリアの少数民族の芸術を紹介してほしい」と希望、岩田守弘氏は「ブリヤートオペラバレエ劇場など地方の文化・芸術も招いてほしい」とのべました。長田真紀氏は「ファッションショー、人形劇の招聘を」、安達紀子氏は「チェーホフ文化講座などが参加者が多い」と指摘し、藤原博行氏は「若い人はアニメだ、物産展もよい」、木佐森雅道氏は「フェスティバルが文化芸術を吹き込んでくれるのでありがたい」、佐野眞澄氏は「若い人にロシア芸術を丁寧に説明していくことが大事」とのべました。大西裕子氏は「レクチャーコンサートを!オペレッタ劇場招聘を!トルストイ「戦争と平和」ハイライト版は好評」、山口舞氏は「教育に関心が強い」、伏田昌義氏は「新作映画の上映を」、江藤幸作氏は「会員の希望・関心を基礎に文化的な旅行企画を推進」とのべました。朝妻幸雄氏は「大勢の方々の叡智を集め継続することが大事」と強調し、岸本力氏は乾杯の音頭をとり「がんばりましょう!」と激励しました。
 短時間にもかかわらず、大勢の出席者が発言し、国際情勢から来るさまざまな困難をのりこえて、「ロシア文化フェスティバル」を成功させる堅い意思統一が形成されたよいパーティ―となりました。
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■2026年1月16日■

『エアーパ二ツクー地震空港大脱出』公開試写会
アレクサンドル・ミッタ監督、栗原小巻特別出演
モスクワ在住の商社・企業関係者がエキストラで出演

 「古典映画の再評価と同時代作家の発見」をテーマに、国内外の映画の特集上映を行っているアテネ・フランセ文化センターにおいて、1月16日、映画『エアーパ二ツクー地震空港大脱出』公開試写会が行われました。この映画は栗原小巻特別出演のロシアアクション映画で、監督・脚本は日本人には『未来への伝言』『モスクワはわが愛』で知られるアレクサンドル・ミッタです。又、モスクワ在住の日本の商社・企業関係者がエキストラで出演しました。音楽はアルフレード・シュ二トケ、出演はゲオルギー・シジョーノフ、アナトリー・ワシーリエフ、レオニード・フィラトフです。参加者は「ソ連時代のアクション映画で珍しい」「ミッタ監督の追悼になった」などと述べていました。
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■2026年1月15日■

ロシア連邦国立ペルミバレエ学校公認校PERM創立20周年
イリーナ・コズィンツェワ、リンマ・シラエワが来日・指導・審査
第17期卒業試験が東京・ノアスタジオで開催

 ロシア連邦国立ペルミバレエ学校公認校PERMは設立20周年の本年を迎え、第17期生卒業試験が1月15日東京・ノアスタジオ都立大で行われました。2部構成のコンサート形式で、第1部はクラシックバレエ(バー、センター、アレグロ、ポワント)とキャラクター民族舞踊(バー、センター)、第2部は、「ドン・キホーテ」よりセキディリア、東洋の踊り、ハンガリーの踊り、「白鳥の湖」よりスペインの踊り、「ナイアードと漁夫」より友人の踊り、「ヴェスタールカ」よりヴァリエーション、「海賊」よりオダリスク アントレ、「人形の精」よりヴァリエーション、スペインの踊りパソドブレを披露しました。ペルミ本校からは卒業試験のためにイリーナ・コズィンツェワ(ロシアバレエアカデミー舞踊芸術学士)とリマ・シラエワ(ロシア連邦功労芸術家)が来日し、17期生の成長した姿を見守っていました。観客は生徒の家族を含め20人くらいでした。参加した第17期生は6名で、かわるがわるの出演でしたので、パーテーションの後ろから演目が進むにつれて荒い息切れが聞こえてきました。これまでの日本のバレエ指導は教師が踊ってきた経験だけに頼ったものでしたが、PERMではバレエ指導のための本格的カリキュラムを学ぶことができます。バレエの魅力を深く理解し、次世代へ伝えることのできる指導教師を目指す学びの場を提供しています。(取材 仙場真理)
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